何が「かれこれ」かは、わからないけどとにかく7年が経つ。
小学生なら中学一年生。
下手な猫なら死ぬ年月だ。
「猫ひろし」
単純だけどかなりインパクトのある名前をつけてもらった。
そしてこの147cmの豆タンク、ミニマムボディーに、この顔がついているから、良く人から「猫に肉棒」だと言われる。
「猫さん」とか「猫ちゃん」とか呼ばれるのは身についたけど、
「ひろし」とか「ひろしさん」って呼ばれるのには、いまだに他人事のような気がする。
そう呼ばれると、自分でもつい五木ひろしさんとか、舘ひろしさん、犬塚ひろしさんのような芸能ひろし御三家の方のことのように思える。
そう言えば、地方の祭りとかに行くと、いまだに舘ひろしさんと勘違いして観に来るお客さんがいらっしゃる。
しまいには、「舘ひろしじゃない!ニセモノだ!」と、猫をサギよばわりするご年配までいたりする。
とにかくこの「猫」という芸名で、いろんな動物カンケ〜の仕事もいただくようになった。
特に、年末年始は「干支芸人」になってる。
「猫年」というのはないのだが、とにかく干支と動物とからまされる。
そう言う意味を思えば、「猫で役得!」だ。
そもそも、師匠のハチミツ二郎さんにつけていただいた芸名が【タランチュラ】から始まって・・・
【タランチュラ本田】【ホンダミナコ】【ミカミヒロシ】【ドデスカデン】【横山ファック】【ウンコ☆マン】【六本木まこと】【塩ラーメンズ】【バクシーシ杉山下】【ウインナーソーセージ】【ジョン満太郎】【タハラトシヒコ】【ふた開け太郎】【ステファン猫】
その他、あと20回くらいは改名、ヒドい時には行きのバスと帰りのバスで芸名が変わっていた事もあり、合計一年間で30回以上は、改名していた。
まるで昆虫が脱皮を繰り返すようなこの改名。
こんな短期間で改名を繰り返した芸人も俺くらいじゃないか?
でも良かった【ウンコ☆マン】じゃなくて。
浅草キッドの【玉袋筋太郎さん】さえも、あの芸名、男性からの圧倒的支持があるにもかかわらず、過去にNHK出演の際、芸名を「知恵袋賢太郎」と改名されたとか。
もしも【ウンコ☆マン】だったら、【ウンコ☆マン】が天下のNHKに出る時はいったいなんて改名されたんだろう?
【運幸☆満】とか・・・なんか文字だけは幸せに満ちあふれてるけど、読むと【ウン、コーマン】ってのでやっぱりだめだ。
我が輩も“猫”である・・・・名前は猫ひろし。
私は貝になりたい・・・ってことはないが、私は日本を代表する猫かひろしになりたい。
ひろしは競争率高そうだから、やっぱり猫だな。
だめだったら、貝でもいいかな? ほっき貝とか。